稲荷鳥居の板金
西口神具店が製作する鳥居の板金についてご説明いたします。
笠木の天場はこのように銅板で板金します、高いところにあるので
目に付くことはありませんが、笠木は背割りがしてあり
背割り部分を埋め木しますが、経年で背割りが開き、雨水が入るので
板金をして雨水が入りにくくします。
稲荷鳥居の柱木口板金
縁をわずか1分ほどかぶせてありますが
銅釘で取付ます。銅のアクが木の中にしみこんで
微生物の繁殖を抑えます、すなわち腐りにくくなります。
上に笠木がのるので外れることはありません。
地中に埋まる部分の境界は銅板で根巻きして腐りにくします。
稲荷鳥居製作の様子は「ひとりごと」でご紹介しています。