略式流れ造宮 2尺
巾1,3m×奥行1,5m×高さ1,8m
お稲荷さんの社に多い流れ造宮です。
略式の流れ造宮なので柱は角、彫刻はありません。
まずは土台を組んで柱を立てます。
柱土台には壁板が入ったり、長押が付いたりするので、
さまざまな加工が施してあります。
柱をたてて桁梁を組んで、屋根と胴をあわせます。
輸送や銅板葺のために屋根と胴は別々に作ります。
材料は下地材から細部の部品にいたるまですべて木曽檜を使っています。
胴に板を入れ込み向拝柱周辺も同様に組立てます。
これで概要が見えてきました。
高欄はありません、どっしりと見せるため柱を標準より少し太めにしてあります。
虹梁周辺もマス組みありません。く
蛙股、木鼻も形をくり貫いただけの簡単な形です。
胴が完成し、御扉、御扉錺金具も取付しした。
これから屋根周りを加工して組立てます。
神棚、神具製作の様子は「ひとりごと」でご紹介しています。