御霊舎施工例17
御霊舎施工例17は京都市の和風住宅の床の間に設置させていただきました。
半間の仏間を改装し上部に神棚、下部に御霊舎を配置しました。
現場取付の様子をご紹介いたします。
和室の半間の仏間のふすまは仏間シャッターが取り付けてあり
前に全開するのでは無く、ふすまを奥にしまい込みます。
そのため特殊な金具で施工してあるので
それを取り外すことから始めます。
仏間シャッター取外します。
あらかじめ工場で製作してあった別誂えの御霊舎のはめ込みます。
築年が経った住宅の木材はいろいろな場所で痩せたり、膨れたりしており
此所は柱の内側が部分的に膨れており御霊舎をはめ込むことが出来ないので
柱の調整のために鉋で柱を消すりました。
御霊舎をはめ込みますが簡単には収まりません。
柱になじむように、御霊舎の框を少しづつ鉋で削ります。
御霊舎をきっちり収めたら、床板を貼ります。
次に神棚部分を製作します。
御霊舎の上に人が載れるくらいの丈夫な床を桧板で貼ります。
同時に御霊舎の板戸を取り付けます。
御霊舎が完成しました。木曽桧の柾目板だけの正面は
とてもすっきりした外観です。
上部に神棚を設置できるスペースを製作しました。
神棚は板屋根違三社宮(小)金具付 巾650mm×奥行290mm×高さ510mm
天井まで高さがあるので余裕をもって設置出来ます。
神棚と御霊舎が同じ場所にお祀りすることが出来ました。
御霊舎製作の様子は「ひとりごと」でご紹介しています。