Q.神棚の材料はなにですか?
A. 私が作る神棚(お社のことです)は裏板から垂木の小さな部品まで
すべて木曽桧で製作しています。代用桧や白木とよばれる外材はいっさい使っておりません。
木曽桧の木口 年輪を数えると150くらいあります。
芯と一番木目が細かい白太部分を省いているので樹齢300年くらいになります。
錺金具(かざりかなぐ)も真鍮または銅板で作られており
金メッキを施してあります。
小さな2分の金釘で取り付けています。
また伊勢神宮を模した茅葺屋根の茅とは「すすき」のことです。
茅葺神棚の屋根はすすきの軸は使わず葉だけで葺きます。
茅葺屋根は密度が大切で、粗悪品は指が入るくらいの大きな穴が空いています。
神棚、神具製作の様子は「ひとりごと」でご紹介しています。