略式流れ造宮 2尺その2
お稲荷さんの屋根を組立てています。
垂木が細かく入って、きれいに並んでいます。
お稲荷さんの屋根の下地が出来上がりました。
この上に銅板を葺きます。
白木でも見せられるくらいきれいな材料を使っています。
もちろん木曽檜です。
お稲荷さんの屋根は屋外で祀られるので
雨風に耐えるよう銅板葺にします。
銅板の下地にはアスファルトルーフィングを引きます。
これでまず雨漏りはしません。
お稲荷さんの屋根が完成しました。
笠木、鰹木が並ぶと屋根が締まります。
重量は大人2人では持てません、およそ80キロくらいあるでしょう。
お稲荷さんの社に多い略式流れ造宮です。
材料は細部の部品にいたるまですべて木曽檜を使っています。
豪奢な錺金具、彫刻、はありませんが、
照り屋根のやさしい曲線が美しいお宮です。
屋根の銅板葺と真新しい胴、屋外でお祀りされるとすぐに変色します。
屋根は2、3回雨にぬれると黒くなります。
でもこれは自然であたりまえのことなので、私は安易にラッカーを塗りません。