施工例9 稲荷鳥居の製作

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施工例9 稲荷鳥居の製作

荒木の桧材から笠木、島木、柱、貫、束の部品を選り分けて
削り、墨、加工の順に桧材を部品別に製作します、加工が終われば
ウレタン塗装、銅板板金へとすべての工程を西口神具店の宮師の手で加工することができます。お客様のご希望に応じた設置場所に別誂えの稲荷鳥居を設計、製作させていただきます、現場施工にもお伺いしますので、ご連絡お願い申し上げます。
連絡先 電話0596-58-7188 FAX 0596-58-5016
メール oyakata@ise-miyashi.com
この施工例は東京都調布市
仕上がりが柱の太さ6寸(18cm)の鳥居の部材。
材質は地桧でほとんど節のない無地の材料を使います。
柱はほぞを付け、穴をあけて、8角形にしました。
柱に墨付けをして16角に加工しています。
柱の角を大きく取るとこのように節が出てくる時があります。
柱を32角まで加工してから、丸鉋で丸めます。
笠木は幅30cm×厚さ18cmもある大きな材料から削り出します。
柱のほぞが入る加工をしてから、笠木の曲線を墨つけします、
笠木が出来上がりました。天場のきれいな曲線を望みます。

部材の加工が済んだので塗装する前に仮組みします。
人がゆっくりとくぐれる大きさです。

稲荷鳥居は朱色、黒色に塗り分けるので、まずは朱色から塗装します。
塗料は自動車塗装に使う最高級のウレタン2液性を使います。
続いて朱塗りした部分を養生して黒色に塗り分けます。
笠木の天場に銅板を貼ります。また銅板で柱の根巻きをして痛むのを防止します。
これで部品加工は出来上がり。
いよいよ現場での設置工事です。
地面に穴を掘って柱を立て、貫を入れ、笠木を乗せます。
稲荷鳥居が出来上がりました。
今回の工事はお宮、玉垣を地元の工務店が設置していただき稲荷社が出来上がりました。
ありがとうございました。

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神棚、神具、御霊舎製作の様子は「ひとりごと」でご紹介しています。