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大口神社御門および玉垣の据付
大口神社の御本殿が完成したので周辺の御門および玉垣の据付ます。
大口神社 玉垣の旧基礎はところどころ割れたり崩れたりしているのでコンクリートで補強し直します。
大口神社玉垣の基礎面は洗い出し仕上げにてやり直します。最近はこの洗い出し仕上げをする左官職人が少なくなっています。
大口神社玉垣の基礎は洗い出しにて仕上げ、石積もコンクリートを詰めて補強し直しました、これで玉垣の土台を載せる基礎が出来ました。
玉垣の土台を設置します、あらかじめ基礎からアンカーボルトが出ているので
その位置に合わせて玉垣土台に穴を開けます。アンカーで土台を固定してからボルトを埋木します。
玉垣土台設置と同時に柱を仮組みしてゆきます。コーナー部分は止めになっているので柱のほぞが込み栓代わりに土台をつなげます。
玉垣土台を設置した後でアンカーボルト後をこのように埋木し目立たなくします。
広い付き鑿でおよそ目違いを払った後は鉋にて仕上げます。
玉垣土台と柱を組み立てる際には柱をつなぐ貫も同時にはめ込むので、全体を組んだ後で徐々に柱をさげます。
お宮の周辺は玉垣を設置し入り口は御門を施行します。玉垣と御門は一体のものにするために込み栓を差し込みます。
御門を組立ます、柱を立てた後は屋根を取付けます、この形は伊勢独特の方法で神宮の摂末社でも見ることが出来ます。
御門組立は玉垣と込み栓でつなぎ本組みとします。貫のくさびは柱に込み栓を入れた後に打ち込みます。
玉垣の構造が出来たら垣板貼りをします、均等な間隔で垣板を釘で打ち付けます。
御門が出来たら、屋根を銅板葺します。
御門の板金が出来たら正面建具を取付けます、これで大口神社御本殿、御門、玉垣が完成しました。
神棚、神具製作の様子は「ひとりごと」でご紹介しています。