御霊舎施工例14
御霊舎施工例14は三重県志摩市の大きな新築和風平屋住宅の和室に御霊舎を設置します、総木曽桧の御霊舎は間口一間あり、床の間横に設置します。
大きさ 巾160cm×奥行89cm×高さ210cm
和室床の間の横に御霊舎を収めるスペースが確保されています。
御霊舎の製作するに当たりまず正面枠組みを製作します。
御霊舎の正面枠組みを現場のスペースにきっちりとはめ込んで収まることを確認してから箱に組み上げます。
御霊舎の箱組
御霊舎の箱組、鴨居までの高さが170cmなので御扉の入るところは210cmと高く取ったので後部分が飛び出ています。内陣を広く、高く出来きました。
神饌段の取付、間口が170cmあるので木曽桧の1寸(3cm)厚の板を使ったので、とても丈夫に仕上がっています。
裏板もシナ合板ではなく無垢の地桧柾目板を貼りました、さね加工しているので経年の乾燥でも隙間が空くことはありません。
現場で御霊舎をはめ込みました、御扉の部分の高さがあるので、はめ込みの際には施工中の大工さんたちに手伝ってもらい、無事に収めることが出来ました。
御霊舎内部にLED蛍光灯を取付した配線を中にいれて、チリヨケを取付けます。
御霊舎下部収納庫の床板を貼るために根太を合わせています。
御霊舎の板建具を取付けしています、いつもの4枚観音開き、右側に壁があるので建具の巾を変えて、開放時に収まるようにしました。
御霊舎ができあがりました。正面はすべて木曽桧の柾目板で統一しているので
すっきりした外観です。
御霊舎の板建具を開放しました、内部はLED蛍光灯の点灯で少し明るくなっています。
御簾を下げて、すべての神具を並べました、とても神々しい御霊舎になりました。
御霊舎製作の様子は「ひとりごと」でご紹介しています。