施工例26 両部鳥居と稲荷鳥居

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施工例26 両部鳥居と稲荷鳥居

施工例26は神域入り口に両部鳥居 1基を稲荷鳥居 6基を
愛知県の工場敷地の中に設置しました。
稲荷鳥居の大きさは巾3,6m×高さ3m
柱は直径8寸(24cm)丸柱、正面の石鳥居の大きさに倣いました。
笠木の天場は銅板葺、根巻きと柱の下にも銅板を巻き
朱黒塗り分けのウレタン塗装を施しました。

稲荷鳥居の建立敷地調査

稲荷鳥居を建てるために敷地に穴を掘り、紙の筒を埋めておきました
ここに稲荷鳥居の柱を入れるので深さをレベルにて調査します。

稲荷鳥居の柱建て

深さ60cmの穴に柱を建てても倒れることがありません。
1づつ柱を建てて、左右の柱を貫でつなぎます。

稲荷鳥居の笠木設置

稲荷鳥居の笠木設置しました。このように1基づつ柱を建て、貫を通し
笠木を置きます。

稲荷鳥居の設置

6基の稲荷鳥居稲荷鳥居を設置してきました。
とりあえず仮組みで、まだくさびもいれず、前後左右にぐらつきます。

両部鳥居仮組み

正面は両部鳥居を設置します。
クレーンで全体を持ち上げて、控え柱を片側づつ差し込みます。

両部鳥居の設置 笠木

両側の控え柱を取り付けしたら、最後に笠木を設置します。
これで稲荷鳥居すべての仮組みを終えました。
これから1基づつかたぎやコケを直しながら
柱の足下を砂利と砂で固めてゆきます。
この際にコンクリートは使いません、コンクリートを使うと仕事は早いのですが
数十年経って、稲荷鳥居が朽ちかけてきたときに
掘り起こすのに大変手間がかかります。

稲荷鳥居の足元固定

稲荷鳥居の足元固定は徐々に砂と砂利を入れながら
鉄筋の棒で突っつきます。ほんの少しだけ水を入れながら突くと
さらに固まります、根元が固まってぐらつきが無くなったら
仮のくさびを抜いて紙筒の口元まで同じように
砂利と砂を入れながら突きます。

両部鳥居の控え柱に傘取付

一通り埋め戻しが済んだら
両部鳥居の控え柱に傘を取付します。

稲荷鳥居の文字貼り

稲荷鳥居の文字貼りをして完成です。

稲荷鳥居 7基
先頭の両部鳥居を含めて稲荷鳥居 7基 が完成しました。

 

施工例  稲荷鳥居と両部鳥居


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