施工例21 弁天宮の胴部分製作
鳥羽の離島 菅島の弁天宮を製作させていただきました。
工事詳細に関してはお手数ですが下記の方法にてご連絡お願いいたします。
連絡先 電話0596-58-7188 FAX0596-58-5016
メール oyakata@ise-miyashi.com
屋根の製作が済んだので胴部分の製作を始めます。
伊勢神明型宮の省略構造で棟持柱はありません。
屋根材と同じように地桧で胴部分の材料を木取りします。
柱もホゾをつけ、穴を空けて組立できるように様々な加工を施します。
柱は丸柱にするので、機械で32角まで加工します、ここまで来るとかなり丸くなります。この後は丸鉋にて角を徐々にとってゆきます。
柱に各種の加工を施したら仮組みをします。
伊勢神明型宮の貫構造の組立は柱に太い貫を通して、くさびで止めます。
弁天宮の胴に方立てを入れて本組みし、突き出した貫を切り取り、柱の丸に合わせます。
土台と本柱はコミセンで繋ぎます。このコミセン加工すれば土台から柱が抜けることはありません。土台はアンカーボルトで基礎とつなげます。
弁天宮の底板、側板を入れて、長押と御扉取付ました。
御扉金具は鍵穴だけです。長押に三重唄を付ければ完成です。
弁天宮の御扉開閉時の鳴り
完成した弁天宮は島の若衆たちでみこしを組んで船に乗せて運ばれました。
神棚、神具、御霊舎製作の様子は「ひとりごと」でご紹介しています。